So-net無料ブログ作成

15


それで、僕は多くの弱気と誇りの混じった気持ちを抱えて、仲間のギヨメのところに徹宵(てっしょう)の夜を過ごしに行った。ギヨメはその路線を僕に先立って飛んでいた。ギヨメはスペインの鍵となる場所を手に入れる要領を知っていた。僕にはギヨメから秘儀を伝授してもらう必要があった。
 僕が彼のところに入っていくと、彼はほほ笑んだ。
 「その知らせは知ってるよ。きみは満足かい?」
 彼はポルトワインとグラスを取りに戸棚に行き、ずっとほほ笑みながら僕のほうに戻った。
 「さあ祝杯を挙げよう。今にわかるさ。うまくいくよ」
 彼はランプが光を放つように信頼の光を放っていた。その仲間は、後でアンデス山脈と南大西洋の横断で、郵便飛行の記録更新をした人だった。それより数年前のこの晩に、上着を脱ぎランプの下で腕組をして、最大のほほ笑みを浮かべながら、彼は僕にただ言った。「雷雨、霧、雪、それが時々君を困らせるだろう。その時、君の前にそれを経験したすべての人のことを思いなさい。そしてただ自分に言うんだ。ほかの人が成功したのだから、今でも成功できるんだ」。しかしながら僕は自分の地図を広げて、その往復を僕と一緒に少し検討することをやはり彼に頼んでいた。そしてランプの下で体を傾け、先輩の肩に寄りかけ、僕は学校時代の平穏を思い出していた。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。